私は、今まで約24年に渡って、製品やサービスの質の向上、従業員の力量(質)の向上、会社の質の向上、これら3つの質の向上を図るために、仕組みの構築とその改善を支援するコンサルタントとして多くの組織を支援してきました。
このような活動を通して、気がついたことは、製品やサービスの質、従業員の質、会社の質の向上は、これらを取り巻く社会の質の向上も進んでいかないと、真の改善はないのではないか、ということです。
社会の質の向上と一口にいっても、今の社会には、差別やジェンダー、貧困、働き方の問題、地球環境問題などのさまざまな問題があり、簡単な取り組みではありません。しかし、これらの問題をよく見てみれば、どの問題も「仕組み」の問題と切っても切り離せないものだと考えるようになりました。例えば、働き方の問題であれば、残業やハラスメントなどの具体的な課題がありますが、これらの対策は、単なる意識改革だけではどうしようもなく、確実に実行できる仕組みと明確なルールが必要だと考えます。また、その「仕組み」の視点も、自組織の都合だけを考えた「合理性」だけのものでなく、他者(外部)にも受け入れられるものであるかという「道理性」も考慮する必要があります。
後に続く者によき会社を、よき社会を残すことは、私たちの責務です。
仕組みの専門家として、企業はもとより、あらゆる組織を対象に「仕組み化」と「機能化」の支援を行い、よりよい社会作りに貢献したいと考えております。
株式会社仕組み総研
代表取締役 人見隆之