個人的な恩を着せるよりは、正しい意見に見方したい。
新しい友人を求めるよりは、古い友人を大事にしたい。
売名行為に走るよりは、目立たぬ貢献を心がけたい。
奇行を売りものにするよりは、普段の行いを慎みたい。

出典:『菜根譚・前集110』

菜根譚は、中国の明代末期に書かれた処世訓で、田中角栄、吉川英治、川上哲治ら
各界のリーダーたちからも座右の書として愛された書物です。

どの言葉も、はっとするものを感じるのではないでしょうか。
組織においては、特に「目立たぬ貢献」、「普段の行いの大切さ」ということが
大事になります。

これらをどのように、従業員に対して意識付けを行い、評価していくかは重要です。
サッカーなどのスポーツの世界では、試合中、ボールを持たないプレーヤーの動きも
評価基準としてあるように、ビジネスの世界でも間接的な貢献も評価できる仕組みが
必要だと思います。